大阪市淀川区にて外壁塗装と屋根の遮熱塗装工事を行いました
工事のきっかけは、築10年が経過したということで早いとは思いつつも
外壁と屋根の塗装を考え見積依頼を複数社から取り、その中に弊社も選んでいただきました。
現場調査に伺った際には築10年しか経過していないのでそこまでの激しい経年劣化は見られませんでした。
現場調査の段階では、クリヤー塗装を希望されていたのですがクリヤー塗装の耐久年数に不満を感じておられたので塗りつぶしで塗装を行いました。
工事内容 | 外壁塗装 屋根塗装 シーリング打ち替え 部分塗装 |
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リフォーム期間 | 3週間 |
お客様名 | T様 |
市町村名 | 大阪市淀川区 |
足場の設置
今回のお客様のお宅はお隣のお宅との壁までの隙間が狭く、
足場を設置するのにお隣の方の敷地をお借りしないとならない現場でした。
外壁のシーリングの打ち替え~撤去~
今回は外壁もフッ素塗料で塗装するためシーリング材も耐久性が一般的なシーリング材の2倍ほど高いオート化学工業から販売されている「オートンイクシード」というシーリング材を使用しました。
まずは既存のシーリングを全て撤去していきます。
カッターなどで両端に切れ目を入れるとあとは手でペロペロと取れることが殆どですが、劣化が激しかったり、
3面接着などによって施工されていると取りづらいこともあります。
撤去時の大切なことは外壁に張り付いている細かい部分もしっかり撤去することです。
今回の現場では劣化もあまりなくキレイにスルスルと撤去できましたが劣化が激しいと外壁にへばりついてキレイに取れないことも。
~養生・充填~
撤去が終了したら新しいシーリングを打つ前に廻りの外壁部分を汚してしまわぬよう、マスキングテープで丁寧に養生していきます。
養生が出来たら、専用のシーラーを塗り充填させるシーリングと外壁の密着性を高めて専用のガンでシーリングをいよいよ充填していきます。
サッシ廻りは雨漏りの原因になりやすい箇所なのでしっかり打っていきます。
外壁の目地は溝に充填させていきますがサッシ廻りには溝がないので外壁とサッシの立ち上がり部分に被せるように打っていきます。
~高圧洗浄~
シーリングの打ち替えが終わったら、水が建物内に侵入してしまう心配もないので高圧洗浄をかけて塗装する面の汚れや埃をキレイに洗い流していきます。
塗装面に汚れが付着していると塗料がキレイに密着せずすぐに剥がれてしまったりする原因になるのでしっかり洗浄していきます。
この際に塗装しない部分も一緒に洗浄してキレイにします。ご自宅に高圧洗浄機があれば別ですが、この機会に長年の時を経てへばりついた汚れを落とします。高圧洗浄をしただけでも大分キレイになります。
屋根の遮熱塗装
今回屋根は遮熱塗料を使用して塗装していきます。
使用したのは日本ペイントの「サーモアイ4F」というフッ素塗料です。
カラーは遮熱効果の一番高い白色を採用しました。
下塗りにはサーモアイ専用のシーラーを塗っていきますが、
このシーラーも遮熱効果を発揮する重要な役割を持っており、
下塗り+中塗り+上塗りの3工程1セットで高い遮熱効果を発揮する塗料です。
下塗り
まずは下塗りを行います。今回築年数も10年程しか経過しておらず屋根の劣化はあまり見られませんでしたので高圧洗浄をかけた後、タスペーサーを取り付けてから、塗装に入ります。
細かいところは刷毛で丁寧に塗り、広い面はローラーで塗装していきます。下塗りには専用のシーラーを塗っていきます。
この下塗りをきちんと行わなければ本来の遮熱効果が発揮されないという施工不良に繋がりますので丁寧にムラなく塗装していきます。
中塗り、上塗り
下塗りが完全に乾いたら中塗り⇒上塗りを行っていきます。
中塗りからは仕上げ用塗料を使用するので中塗りと上塗りの塗料は同じものです。
塗り方は下塗りと同様に刷毛とローラーを使い分けて塗装していきます。
今回は下塗りも白色で上塗りも白色なので少し分かりづらいですが、
塗り残しや塗りムラが無いか、お客様がパッと見てもわかるようにと
下塗りと上塗りの色を変えることもあります。
屋根と同時進行で外壁塗装
屋根と同時進行で外壁塗装も行っていきます。
今回外壁に使用した塗料は日本ペイントの「4Fセラミック」というフッ素塗料です。
現場調査の段階ではクリヤー塗装をご希望でしたが、クリヤー塗装の耐久年数に納得いかずフッ素塗料を使用した塗りつぶしで塗装することをご決断されました。
今回使用した4Fセラミックの耐久年数が18年。
クリヤー塗装だと耐久年数は10年程度なので随分違います。
耐久年数には大きな差がありますが見た目や費用などお客様の求めている条件にあった塗料をご提案するのも大切な仕事の一つです。
まずは下塗りにファインパーフェクトシーラーを塗装していきます。
今回外壁の色は2トーンで仕上げる予定なのでイメージも大分変ります。
丁寧に下塗りしていきます。
付帯部の塗装
シャッターや樋、幕板などの付帯部も塗装していきます。
鉄部はケレンというさび落としの作業を行い下地を塗装に適した状態にします。
錆を落とすだけではなく表面に細かい傷をつけて塗料の密着性を高めます。
車庫の天井には付帯部とも外壁とも異なる塗料「水性ケンエース」を使用して塗装させていただきました。
外壁用の高性能な塗料は防水性が高いため、軒天などの湿気をため込みやすい場所には不適切であるとともに、あまり雨風に晒されることのない箇所に外壁用の塗料を使用するのは勿体ないという面から「水性ケンエース」を使用して塗装しました!
最後にせっかくだからとポストとガレージの門扉も塗装させていただきました♪
塗れるところは全て塗ったフルコースな工事でしたが、使用した塗料も屋根・外壁共にとても良い塗料を選ばれたので今後は屋根の遮熱効果を体感しつつ外壁の耐久性にも期待ができます!