生野区にて地震被害を受けた外壁を復旧・塗装し、お客様も一安心です
今回の現場は大阪市生野区にある2階建て住宅です。
一部が増築されていますが、その部分からの雨漏りがあり地震と台風で外壁にかなりの被害があるので
すぐに見に来てほしいとお問い合わせをいただき現場調査に伺わせていただきました。
工事内容 | 外壁塗装 その他 外壁復旧工事 |
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リフォーム期間 | 14日間 |
お客様名 | S様 |
市町村名 | 生野区 |
雨漏りしているのは増築部分から
↑増築部分
こちら写真上で黄色い丸で囲ってある部分は後から増築されて部分です。
強い風を伴う雨の日にはこの箇所から雨漏りが確認できるとのこと。
↑増築部分の屋根
増築部分の屋根上の写真を見ると分かるようにかなりのクラックと塗膜の浮きがあり、雨漏りの原因となる劣化が多数確認できます。
どうしても後から増築する部分は元々建っていた箇所よりも雨漏りの発生頻度は高くなりますので増築してあるお宅は、より定期的に点検を行いこまめなメンテナンスを心がけましょう。
剥落寸前のモルタル外壁
↑玄関横
こちらの3箇所はモルタルが浮いてしまい剥落寸前です。
地震の際にこうなってしまったとおっしゃられていましたが全体的にメンテナンスの時期を大幅に過ぎていることを考えると深めのクラックがあった箇所が地震の際に一気に浮いたと考えられます。
その他にも様々な劣化が確認できました
↑外壁の苔
ご自宅の裏側は日当たりが悪い様で外壁には苔が発生したいました。
↑塗膜の浮き・剥離
玄関横の塗膜の浮き、剥離はかなり目立っています。
↑構造クラック
クラックも至る所に発生しておりそのほとんどがヘアークラックと呼ばれる初期のものではなく構造クラックと呼ばれる深刻なクラックでした。
まずは外壁の復旧工事を行います
↑サンダーでカット
まずモルタルが浮いていた3箇所の外壁を撤去していきます。
サンダーと呼ばれる工具で撤去する部分をカットして、手作業で剥がしていくという実にシンプルな方法です(^^)
↑木ずりと呼ばれる木材
そうしてモルタルを撤去すると木ずりと呼ばれる防水紙とラスを止めていた木材が姿を現しました。
腐食している様子なども見られません。良かったです。
この木ずりに新しい防水紙とラスと呼ばれる金網を貼っていきます。
防水紙とラスの施工
↑防水紙
先ほど説明した木ずりにまずは防水紙を貼っていきます。
↑タッカー
この防水紙とラスの2つはタッカーと呼ばれる現場用ホチキスの様な道具で木ずりに留めます。
次はラスにモルタルを塗り付けると新しい外壁の完成です。
クラック補修
↑クラックVカット後
モルタルの復旧工事と同時にクラックも補修していきます。
サンダーでクラックの周りをV(U)型にカットします。
↑クラック補修完了後
そこに密着性を高めるプライマーを塗り、コーキングを充填しその上から更にモルタルで蓋をする要領で補修していきます。
コーキングだけで補修する場合もありますが、費用などを考えて予算が合うのであればモルタルで蓋をした方がより安心ですね。
次は外壁塗装を行います
下地調整が全て終了したら塗装作業に入ります。
今回下塗りには日本ペイントから出されている「アンダーフィラー弾性エクセル」を使用、中塗り、上塗りには同じく日本ペイントの「オーデフレッシュSi100Ⅲ」水性シリコン塗料を使用しました。
今回の現場は下地の状態があまり良くなくクラックも多数ありました。
このアンダーフィラー弾性エクセルは塗膜に弾性を持たせることでクラックなどの動きに追従する働きがある為、既存のクラックの拡大防止
新規のクラック発生の抑制などの効果が期待できます。
薄塗り、厚塗りどちらも可能ですが、今回は塗膜に厚みを持たせるため砂骨ローラーを使用しなみがた模様と呼ばれるパターンを付けて塗装しました。
塗装の手順は通常通りです。
隅から刷毛で塗りローラーで中央部分を塗装していきます。
このなみがた模様を付けるには、砂骨ローラーを使えば誰でも同じ模様になるわけではありません。
職人の技量により出来栄えが変わる為、可能であれば下塗りの時にはご自身の目で作業風景を確認できると安心ですね。
中塗り、上塗り
中塗り、上塗りには日本ペイントから出されている「オーデフレッシュSi100Ⅲ」という水性シリコン塗料を使用。
水性塗料なので臭いが少ないので選ばれるお客様も多いです。
耐久性にも優れており耐用年数は14年。
弊社からの保証は6年間で施工させていただいています。
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正直ここまで傷んだ状態で外壁塗装を行う場合、大規模な下地調整が必要になってしまい費用が高くなります。
適切な時期にメンテナンス工事を行っていれば工事費用を約40万円程抑えられたと思います。